Fender Deluxe Reverb 1×12 解説 – キャビネットIR

DYNAX キャビネットIR は、1000時間以上にも及ぶ収録と検証テストに没頭
「鳴らす人を感動させたい」
ただそれだけの為に

 

天才レオ・フェンダーの生み出すギターサウンドの本来のサウンド

Fenderアンプの中でも最もギタリストから支持されたアンプDELUXE REVERB。初期のFenderアンプで多数採用されたアメリカメイドのパワーチューブ6V6を2本搭載したパワーユニットと、比較的小型なエンクロージャーに搭載される12インチのコンビネーションはボリュームを上げるにつれ、ウォームでファットなサウンドが得られます。そのスウィートなトーンはブルーズを愛するギタリストによって様々な名演を支えることとなった名機です。

Fender Deluxe Reverb 1×12 解説

エレキギターとギターアンプを語る上で欠かせない人物、レオ・フェンダー。1938年にカリフォルニア州フラートーンでフェンダー・ラジオ・サービスという音響機材やラジオ通信機器のリペアショップを設立。その後スチールギターとアンプの製造を始めました。1947年にはフェンダー・エレクトリック・インストゥルメント・カンパニーと社名を変更しました。

それまでのギターはいわゆる中空構造のホローボディーが主流でしたが、レオ・フェンダーはソリッドボディーを持つ世界初のギターとなる「エスクワイヤー」を1948年に発表しました。その後商品名の変更があり、1951年には現在も発売されている「テレキャスター」として発売が始まります。同時にこちらも世界初のフレットを採用したベース楽器「プレシジョンベース」も発表されました。

1954年にはGibsonレスポールと並びエレキギターの代表的な存在である「ストラトキャスター」を発表します。革新的なビブラートユニットであるシンクロナイズドトレモロを搭載、ハワイアンで用いられるスチールギターの様なビブラート効果を目的としたものでしたが、様々な著名なプレイヤーによりエレキギターとしての演奏性の新たな一歩を歩み出すこととなります。またFenderはネックとボディーをボルトで固定するというボルトオンネックを採用しました。これによりアコースティックギターから続く膠による接着という工程を省くことにより大量生産を実現しています。またピックガードに電気パーツを固定するという仕組みも採用しました。現代におけるエレキギターの構造設計そのものの基礎を築き上げたこととなりました。

1965年からはCBS社へ会社が売却されることとなります。Fenderのビンテージ歴史を語る上ではCBSによる買収前後で、Pre CBSやPost CBSといわれて区分されています。その後80年代には会社存続の危機まで経営が悪化することとなりますが、数多くの支援や技術者によりエレキギターの代表的なブランドとして現在も続いています。レオ・フェンダーの功績は数多くありますが、その1つとしてギターアンプの設計にあります。黎明期は12AX7と6V6GTを使用したシングルアンプであるのちのChampの原型とも言えるChampion 600を発表、その後Tweed生地で外装を施したTweed Ampが登場します。Champは出力は6−8Wほどでしたが、6L6を2本使用し高出力を誇るとBassmanを発表しました。このBassmanはMarshallのJTM-45の原型となる程、ギターアンプとして大きな影響を与えたモデルとなりました。

60年代からはTweed Amp期に生産されたモデルからデザインを変更し、ブラックトーレックスにブラックパネルを採用したモデルの生産が始まります。この時期から殆どのモデルでスプリングリバーブを搭載し、Tweed期のDeluxeはDeluxe Reverb、TwinはTwinReverbとモデルチェンジを行っています。Tweedよりもヘッドルームが広くいわゆるオーバドライブサウンドではない、クリーンなアンプとしてのイメージはこの時期に
確立されたと言えます。

CBS買収後からは、ブラックパネルからシルバーパネルに変更となり「シルバーパネル」と言われるようになりました。ラインナップはブラックフェイス期とほぼ同じではありましたが、希少性と回路設計の違いによりブラックフェイス期を好むギターリストが多くいます。その後ギターアンプブランドとしては下火となってしまいますが、8-90年代からは積極的に新しいモデルの開発を行いました。現在は過去のビンテージモデルの復刻やSuper-Sonicアンプ、HotRodシリーズを生産し世界中のギターリストに信頼され愛用されるギターアンプの製造を行っています。

Fenderのアンプは一部のモデルを除き、アンプ部とキャビネット部が一体のコンボアンプというスタイルが特徴となっています。その他のメーカーは肉厚のバーチ材などを用いた堅牢な作りのキャビネットが主流ですが、Fenderのモデルは米松材を使用したエンクロジャーとなっており、またコンボアンプらしく背面が開放型のオープンバックはクリーンなサウンドにおいてサウンドの広がりを持たせ、まさにFenderのクリーンなサウンドを生み出しています。

キャビネットIR

キャビネットIR

DYNAXが提供する キャビネットIR (インパルスレスポンス) は「リアルなサウンドを追求」し、DYNAX IR についてのページにも記載 の通り、独自の手法を用い生み出されているIRとなり、お使いのIRローダーに読み込む事で品質の高いサウンドを生み出すことができます。
インパルスレスポンスを読み込める機器やソフトウェアの能力(読み込んだIRのパラメーター変更能力 等)や、入力されるギターサウンド自体(アンプやストンプボックス、シミュレーター、プラグインなど)にも左右されますが、アウトプットされるギターサウンド全体のダイナミックレンジは、一般的に配布されているIRとは一線を画すクウォリティーとなっています。
以下「DYNAX IR一覧」より各モデル毎にサウンドサンプルを公開しておりますので、ご参考ください。
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